こんにちは!ゆきです!
何かを続けるときに、達成度や
クオリティの問題は誰もが悩む
ところです。
「思ったより進まなかった」
「もっとできると予想していた
のにそうでもなかった」
そんな経験をしたことも
あるのではないでしょうか?
理想と現実のギャップは
そこを目指すためのモチベーションに
なります。
ですが、
- 欠点ばかりが目につく
- 頑張ることに疲れを感じる
そんな時は、自分に完璧を
求めすぎているのかもしれません。
以前の私はできるだけハイクオリティ
で仕事や勉強をこなしたいタイプ
でした。
だけど、自分に期待が高すぎて
失敗したらどうしようという
不安が大きかったです。
人に頼ることも苦手でした。
学校や職場では信頼されましたが
それを重荷に感じていました。
これでは自分も周りの人も
幸せにしないと気づきました。
そこからは、
「少しずつ上達すればいい」
と思うようになりました。
もちろん失敗はしますし
至らないこともたくさん
あります。
色々な人に助けてもらったから
今度は自分がそうなれたら
いいなと思いながら進んでいます。
その結果、前よりも楽に
頑張れるようになりました。
そこで、今回は必要以上に高い
ハードルを作ってしまう
「完璧主義」のお話です。
【この記事を読むことで】
- 肩の力が抜けて継続できるようになる
- 上手くいかなくても大丈夫と思える
- メンタルが強くなる
【この記事を読まないと】
- 落ち込みやすくなる
- チャレンジを避けやすくなる
- 頑張るのが辛い状態から抜け出せない
理想の未来を作るのは
失敗と修正の繰り返しです。
なので、完璧じゃなくて
いいんです。
今のあなたの努力や頑張りが
そのまま素敵なんです。
継続しやすくなる軽いマインドを
作っていきましょう!
完璧主義の3種類
完璧主義の特徴は
- 求められる以上の目標を立てる
- 自分や他人に厳しい評価をする
- 他人からどう思われているか
とても気になる
などがあります。
自分にその傾向があるかどうか
知りたいときは色々な診断ツールが
あるので試してみてくださいね。
でも、完璧主義の特徴にどれくらい
あてはまっているかより
「努力することが辛くなって
しまっているか?」
「何かを目指すことが
しんどいか?」
という気持の方がよっぽど重要です。
完璧主義は3タイプに分けられます。
その特徴に応じてメンタルのどこを
緩めたらいいかわかります。
それでは解説しますね!
自己指向型
自分に厳しいタイプです。
ものすごく高い目標を設定して
それを超えることを自分に課す
特徴があります。
だから、目標を達成できないときや、
失敗したときに「私ってダメだなぁ。」
と落ち込んでしまいます。
完璧主義はストイックや努力家とは
少し違います。
高い目標を前にした時に
楽しさや好奇心よりも
辛さや不安が出てくるか
どうかなんですね。
また、
- 失敗はダメなものと考える
- 目標を達成しても当然のことと思う
などの特徴があります。
最初から目標が高いので
成功体験を得られにくいんですね。
また、目標を達成しても
あまり喜びを感じられないので
努力が苦しく感じてしまいます。
社会規定型
周り(社会)の「こうあるべき」
に過度に合わせてしまうタイプです。
- いい学校を出て有名な企業に
就職すべき - 職場ではこのくらいの業績を
上げるべき - 母として(父として)こう
あるべき
もちろん、全く好き勝手に
生きてよいわけではありません。
でも、社会の基準に合わせすぎて
完璧な自分でいるのは
辛いですよね。
だって、それは社会からの
イメージでしかないからです。
自分の願いや欲求とは
かけ離れてしまうんですね。
このタイプは自分の目標よりも
社会が求める基準に敏感なので
高いハードルを設定してしまいます。
だけど、本人の希望で始めた
わけではないので、精神面で
継続が大変になります。
「辞めたい」と「やらなきゃいけない」
という両方の気持ちがあって
常に戦っているわけですから。
他者指向型
他者に完璧であることを
求めるタイプです。
シンプルに言うと、他人への
期待が高すぎるタイプですね。
どのくらいのレベルを相手に
求めるのかは、見極めが難しい
ところがあります。
だって、なぜそのレベル(達成度)
が必要なのか自分自身が
分かっていないといけないからです。
60点でいいのに80点を求めていたら
自分も相手も苦しいだけですよね。
逆に、もしあなたが理不尽に高い
ハードルを誰かから
要求されとします。
そしたら、むしろ相手が
他者指向型の完璧主義なのかも
しれません。
ここまで、完璧主義の3タイプを解説
しました。
どれか一つに当てはまるというよりは
どのタイプがどれだけ強いか
に焦点を当ててほしいです。
1つだけ際立って高かったり
目標の内容によって変わって
きたりするからです。
完璧主義の大変なところ
課題をハイクオリティで達成
しようとするのが完璧主義なので
一見すると自己成長につながりそうです。
だけど、成長とは失敗と改善の
積み重ねなので完璧を求めても
永遠にやってきません。
継続や習慣化も難しくなって
しまいます。
この章では、完璧主義がなぜ
大変なのかを解説していきます。
ポイントは以下の3点です。
- リアリティショックを感じやすい
- 失敗に敏感
- 努力が続かない
リアリティショックを感じやすい
理想と現実のギャップで
「こんなはずじゃなかった!」
と強く感じてしまうことです。
例えば、ダイエットをしようと
思い1日20分ランニングをすると
目標を立てました。
だけど、実際は毎日できなかったり
20分走るのがきつかったりして
思うように進みませんでした。
このときに
「想像していたのと違う!」と
強いショックを受けてしまいがちです。
その結果、辞めるなど極端な
行動に走りやすくなります。
失敗に敏感
成功するかどうかを過度に気にするため
失敗をダメなものとして避けてしまう
傾向にあります。
努力が続かない
目標や期待が高い分
上手くいかないと投げ出したく
なってしまいます。
また、
「これくらいできて当たり前」と
キツイ努力を強制してしまうことも
あります。
向上心と無理は違うのです。
誰の中にもやる気や意欲は
あります。
でも、完全を求めすぎて
しまうとそれだけで気持ちは
削がれていきます。
それは勿体ないですよね。
以下からはそんな完璧主義の
対処法を解説していきます。
完璧主義の対処法
ポイントは以下の4つです。
- 完璧主義を直そうとしなくていい
- 目標を下げるのは悪いことじゃない
- 中間の選択を増やす
- 失敗はギフト
完璧主義を直そうとしなくていい
ここまで読んで当てはまっている
と感じたら、直そうと思う
かもしれません。
だけど、完璧主義は子どもの
ころからの経験で作られます。
なので、すぐに切り替えるのは
大変だと思います。
その性格がこれまで自分を
支えて頑張ってきてくれたのです。
無理やりどうにかしなくて
大丈夫です。
「そういうこともあるよね」
「そんな気持ちがするよね」
と、直すよりはそのまま
受け入れて新しい経験を
重ねていきましょう。
人の性格は生まれ持ったのもの
ありますが、経験と学習からも
作られます。
なので、そのままの自分で今までとは違う
思考法を練習すると
新たな体験と学習をしてくれます。
そうすると、自然と緩んでいきます。
目標を下げるのは悪いことじゃない
目標を上げるか、下げるかは
今の自分をどれだけ客観的に
見れているかにかかっています。
「理想」は最終的なゴールにして
「目標」は現実のレベルから設定する
と言うことです。
私は大学院を受験するとき
海外論文が訳せる程度の
英語力が必要でした。
試しに論文を読んでみましたが
最初は何が書いてあるのか全く
分かりませんでした。
実力が明らかに
足りたなかったのです。
なので、中学英単語から
やり直しました。
「Hello! I am ken.」のレベルです。
「こんなので大丈夫かな。」と
不安でしたが、当時の私にはそれ以上
難しいのはできませんでした。
だから少しずつ始めて中学英語が
大学受験英語に変わりました。
そのうち海外論文を四苦八苦して
読めるようになりました。
目標が自分にとって高く感じるか
低いと思うかは関係ありません。
それが現実問題として
「取り組めるかどうか」だけが問われて
いるのです。
目標設定をするときは
期待と客観的予想を分けて
考えていきましょう!
中間の選択を増やす
完璧主義は0点か100点あるいは、
完全か不完全かの二択で
考えがちです。
つまり、自分の期待通りだったか
違っていたかのどちらかなんですね。
その中間部分を認めるとか
良しとするのが苦手だと
言われています。
これは、自分が作った
「完璧じゃないといけない」
という思い込みに
「本当にそう?」
と問い直すと新たな
視点が見えてきます。
他にも
「一人で頑張らないといけない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「期待を裏切ってはいけない」
「一度決めたことを達成しないといけない」
なども意外と思い込みだったりします。
誰かに頼っていいし、途中変更も
OKなんです。
自分の中にある基準を一度思い返して
みると、緩められそうなところが
みえてきますよ。
失敗はギフト
失敗は悪いことでもなければ
ダメなことでもありません。
上達するために必要なものを
教えてくれます。
私はこの考えに切り替えてから
上手くいかないことにプラスの面を
見つけられるようになりました。
もちろん、思ったように行かないと
落ち込みます。
でも、チャレンジしないと失敗も
できません。
せっかくの学びの機会が
無くなってしまうのです。
よくできたときに褒めるのも
大切です。
だけど、失敗したときや疲れたときに
「よくやっているね」
と自分を認めることも
同じくらい重要です。
なぜなら、人は褒められたことを
もう一度やろうとする生き物
だからです。
完璧主義も、かつて誰かから
- 完璧にできたときに褒められた経験
- 完全にできたら怒られずに済んだ経験
をしたから作られたのです。
今度はその逆を少しずつ取り入れて
心を緩めていきましょう。
今はまだこのように思考を
変えることはできないかもしれません。
でもそれでOKです。
「こんな考え方もある」くらいでも、
何かあったときに前ほどの
ダメージを受けなくなります。
まとめ
今回は「完璧主義ほど続かない!
継続のための思考法」を
解説しました。
ポイントは以下のようになります。
完璧主義の3タイプ
- 自己指向型
- 社会規定型
- 他者指向型
どのような内容の目標では、
どのタイプが強くなりやすいか
1つの目安してくださいね。
完璧主義の4対策
- 完璧主義を直そうとしなくていい
- 目標設定は現実的に
- 中間の選択を増やす
- 失敗はギフト
仕事でも勉強でも
「もうやりたくない!」と
思うときはありますよね。
やらなきゃいけないことが
たくさんあって、求められるレベルも
高ければ尚更です。
嫌で投げ出したいときは、自分に完璧を
求めすぎているのかもしれません。
競争社会やSNSの
発達で人と簡単に比べられる
世の中になっています。
なので、完璧主義は増えていると
言われています。
本来、完璧や完全は存在せず
失敗と改善の繰り返し
があるだけなのにおかしな話です。
だからこそ、柔軟な思考を持つ人が
心から望む成功や幸せを
掴める時代なのかもしれません。