上手くいかない「原因」の見つけ方

こんにちは!

 

「何回やっても上手くいかないのはなぜ?」
「続かないのはやる気がないから?」
今回は「問題の原因」についてのお話です。

 

頑張っているのに成果が出ないときは
何だかモヤモヤしますよね。
「自分の頑張りが足りないから?」など、
ついつい気持ちの問題にしてしまいがちです。

 

でも、理由がよくわからないまま
今以上に頑張るなんて
モチベーションが続きませんよね。

 

実は、同じ出来事が起きたとしても
その理由や原因をどこに見出すかは
人によって違います。

 

例えば、子ども同士のけんかの理由を
聞くと、
「Aちゃんがおもちゃを横取りした」
「Bちゃんがおもちゃを独り占めした」
など、それぞれ主張がちがいます。

 

つまり、原因のありかは見える
視点によって歪むんです。
問題解決の時は、この視点の歪み
が厄介になります。

 

先ほどの
「上手くいかないのは自分の
頑張りが足りないから?」
というのも一種の歪みですね。

 

視点の違いとモチベーションはかなり
関係してきます。
そこでこの記事では、そんな歪みを
客観的に見れるようにしていきます。

 

【この記事を読むと】

  • 改善点が見えやすくなる
  • 落ち込むことが少なくなる
  • 自信がつく

 

【この記事を読まないと】

  • 本当の原因が見えない
  • 同じ失敗を繰り返す
  • なかなか上達しない

 

現状を歪みなく捉えられるように
なると、理想の未来に
また一歩近づきます。

 

私たちは「原因」をどこに見出すの?

「ある出来事はなぜ起きたのか」という
因果関係を考えることを
原因帰属と言います。

 

原因帰属には2種類あります。

 

例えば、テストの点数が思ったほど
良くなかったときに
「問題が難しかったから」と自分以外の
原因と結びつけることを
外的帰属と呼びます。

 

職場や学校で、ミスを誰かのせいに
する人っていますよね(笑)
やられた側はたまったもんじゃない
のですが、あれも外的帰属です。

 

一方で「自分の努力が足りなかったから」
と自分自身に原因を見出すことを
内的帰属と呼びます。

 

さらに、自分自身に原因を見出すときにも
2パターンに分けられます。

 

例えば、テストの点数が低かった時
①「努力が足りなかった」と
自分がコントロールできることに
原因を見出す場合

 

②「自分は頭が悪いから」と
元々の素質や才能など変えられないものに
原因を見出す場合

 

ちょっとややこしくなってきたので
図にすると以下のようになります。

 

【一番やる気が長続きするタイプ】
原因を自分の努力に見出して
次はもっと頑張れば結果が出せる
と思うタイプです。
誰かや環境のせいにせず
自分ができること
フォーカスするのがポイントです。

 

でも、これは正しいやり方を
知っていて、やればやるほど伸びる
という状況だから言えることです。
正しい方法を知らないのに
「頑張れば伸びる」は
苦しいだけですよね。

 

しかし、
「三日坊主なのは自分の意志が
弱かったからで、次はできるはず。」とか
「誘惑に負けてついつい食べちゃったけど
明日は頑張る!」とか
意外とやりがちです。
昔の私はまさにこんな感じでした(笑)

 

今では、気合や精神力で乗り切ることは
しません。
正しいやり方(伸びる方法)だったかどうか
に焦点を当てられるようになりました。

 

すると、具体的な改善点も見えてきて
理想に少しずつ近づいている実感が
わきます。
なので、以前よりも落ち込むことが
少なくなりました。

 

【一番自信をなくしやすいタイプ】
上手くいった出来事は、周りや環境の
せいにして
ネガティブな出来事を自分のせいに
するタイプ。

 

例えば、テストの点数が良かった時は
「問題が簡単だったから」
「運が良かったから」
と自分以外の原因に結びつけます。

 

一方で、テストの点数が悪かったら
「自分は頭が悪いから」
と自分自身の変えようがないところに
原因を結びつけます。

 

「何回やっても上手くいかない。」
「続かないのはやる気がないから?」
という思いを持ったことがあるなら
「自分の見出した原因は、本当に解決策に
つながっている?」
と問いかけてみると思考の癖が見つかります。

 

これに気付けるようになると
失敗したときに自分を責めたり
落ち込んだりすることが少なくなりますよ。

 

周りの人の影響

原因帰属の癖は周りの人の影響を受けて
作られるということです。

 

あなたは子供の時に
何か成功した(失敗した)とき
どんな風に言われましたか?

 

親や先生の言葉の中に
努力過程を褒めたり
目標に近づくための具体的な
フィードバックはあったでしょうか?

 

勉強やスポーツで伸びる子というのは
もちろん結果も気にしますが、それ以上に
過程に注目する思考回路が育っています。

 

あなたはテストの点だけで
怒られたり褒められたりした
経験はないでしょうか?
私はそのパターンでした(笑)

 

だから頑張ろうにも、どうしたら
いいのかわかりませんでした。

 

今みたいに、目標から逆算して計画
することも、結果の良し悪しではなく
過程を見直すことも知りませんでした。

 

仮に知っていても、その重要性がイマイチ
分かっていなかったんですよね。
伸びる思考が育っていなかったんです。

 

努力の仕方や過程を見直すだけで
結果や自信がいくらでも伸びていく
チャンスがあったのに
勿体なかったです。

 

もしも、
「全然続かない!」
「思うような結果がでない。」
と思ってもそれは過去
自分が作ったイメージでしか
ありません。

 

どうしてそうなったのかという
過程に目を向けて、努力が実るような
計画が立てられるようになれば
未来は理想に近づいていきます。

 

まとめ

今回は「上手くいかない原因の見つけ方」
というテーマでした。
ポイントは以下のようになります。

 

【原因帰属の落とし穴】

①上手くいかない原因を自分の
才能や能力などの変えられないもの
見出すとやる気がなくなる。

 

②上手くいかない原因を周り
せいにすると何ができるか考え
られなくなる。

 

【上手な原因帰属】

①原因を自分の努力ややり方などの
変えられるものに見出すと
やる気が出てくる。

 

起きた出来事は同じでも
見方や考え方の視点が変わるだけで
ポジティブな面を見出すことが
できます。

 

その積み重ねがあなたの世界
変えていきます。

 

以下の記事もご覧ください。

気持をコントロールする方法